経団連発信 大手企業春季労使交渉 第1回集計結果

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【労働情報(集計)2025.5.22発信】

 

2025年春季労使交渉・大手企業業種別回答状況(第1回集計)

97社平均19,342円、アップ率5.38%~

 

経団連は22日、2025年春季労使交渉の大手企業業種別回答状況(加重平均)の第1回集計を発表した。

22業種大手244社を対象に調査を実施し、回答(了承・妥結含む)した21業種160社のうち、集計可能な17業種97社の平均引上げ額は19,342円(同一企業の前年実績値19,835円)、アップ率は5.38%(同5.75%)であった。2年連続して、2万円に近い高い引上げ額と5%超のアップ率を記録したほか、17業種中11業種で前年の引上げ額を上回るなど、賃金引上げの力強いモメンタムは今年も着実に継続している結果となった。

 

引上げ額の分布では、「17,50020,000円」(30.7%)が最も多く、次いで、「20,00022,500円」(26.1%)の順となっている。全体では「15,000円以上」が9割(89.7%)を占め、「10,000円以上」では100%近い水準(98.8%)に達している。

アップ率の分布では、「5.005.50%未満」と「5.506.00%未満」(各22.7%)で最も多く、「6.006.50%未満」(19.3%)が続いている。全体では、5%以上が7割強(76.1%)、6%以上が3割(30.7%)に上るなど、水準の高い区分に分布が集まっている。

 

今後は、7月下旬に最終集計をとりまとめる予定。

 

 

【労働政策本部】